ベルモントS(7日・ベルモントパーク・ダート12ハロン、9頭立て) 【ニューヨーク8日】日本から参戦予定だったカジノドライヴ(牡3歳、美浦・藤沢和厩舎)は、左後肢のザ石のため取消。レースの注目は、ビッグブラウンの「3冠達成」の一点に絞られたが、4コーナーで失速し、まさかのしんがり負けに終わった。優勝は、伏兵のダタラ(ガルシア騎乗)。逃げて5馬身1/4差の圧勝だった。
78年のアファームド以来となる30年ぶりの3冠達成の瞬間を見ようと、9万4476人が詰めかけたが、快挙は夢と散った。「今でも、この馬が一番だと思っている」デザーモは結果を受け入れがたい様子だった。
カジノドライヴの山本英俊オーナーは、ベルモントSを観戦。直前で回避した無念さを見せながらも、今秋の米ブリーダーズカップ・クラシック(10月25日、サンタアニタパーク競馬場)へ気持ちを切り替えていた。「回避は非常に悔しかった。ただ、この馬をベルモントに連れて来るという、オーナーとしての責任は果たせたと思う。今度は、兄姉(ジャジル、ラグズトゥリッチズともベルモントSで勝利)が制覇していないレースを勝ってもらいたい」と話した。
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